美容鍼とは
美容鍼とは、お顔のツボや筋肉に鍼(はり)を刺すことで、お顔の血行を促したり、お肌に微細な傷を作ることで、その傷を修復させる自然治癒力を利用し、お肌の細胞を活性化させお肌が本来持っている潤いや艶を取り戻す美容法です。リフトアップ、たるみ、シミ、しわ、ほうれい線など様々なお悩みに加え、頭痛や首肩こりなども一緒にケアできます。
鍼は髪の毛の半分程の細さのものを使用しているので、お肌への負担が少なく、敏感肌やアトピー肌にお悩みの方にも安心して受けていただけます。
初めての方は、お痛みを心配される方も多いのですが、鍼灸に使用する鍼は、注射針の何倍も細く作られているので、ほとんどの方がお痛みを感じず、リラックスして施術を受けていただいています。
肌の仕組みと美容鍼の効果
肌細胞の活性化
お肌は、上から表皮・真皮・皮下組織と分かれており、美容鍼ではお化粧品が浸透しにくいと言われている真皮層まで鍼を届かせることができます。これによって、お肌の内側から細胞を活性化し、『コラーゲン』や『エラスチン』といったお肌の弾力を保つ成分の生成を促します。
更に、鍼を刺すことでお肌の代謝がアップし、年齢によって周期が乱れやすいターンオーバーを整える作用があります。ターンオーバーは『28周期』が理想とされていますが、年齢と共に周期が乱れ、40歳で約40日となります。この乱れ始めるターンオーバーを、お肌の細胞の活性化により代謝を上げ、ターンオーバーを『28周期』に近づけ、若々しいお肌を取り戻します。
コリをほぐして血流改善
鍼をお肌に打つことで、血管を収縮させる交感神経の働きを抑制させます。交感神経の活動が優位になると、お顔の血流が悪くなり、お肌のくすみがあらわれたり、お顔の筋肉が緊張し、コリとなってしまいます。
鍼はこのコリをほぐし、お顔の血流を改善することでふっくらした透明感のあるお肌をつくります。
老化を防ぐ
お顔の筋肉量も年齢と共に減少していきます。30代から少しづつ減少し始め、80代までに40%程減少すると言われています。この筋肉量の低下によって、筋肉が皮下脂肪と皮膚をささえられなくなり、たるみが起こるのです。
美容鍼では、お顔に鍼を打つことで筋肉を刺激し、血流を改善し老化を防ぎます。また、鍼に低周波の電気を流すことで、筋肉を刺激し、筋肉が引き締まるよう促します。
よくある質問
メイクはしたままで大丈夫ですか?
美容鍼はメイクをしたままで受けることができますので、お出かけ前にも是非ご利用ください。
また、当院にはお化粧直しができるメイクスペースもご用意しておりますので、施術後にゆっくりとお直しをしていただくことも可能です。
何本くらい鍼を打つの?
お一人お一人の美容のお悩みや症状によって、使用する鍼の本数や打つ箇所は異なります。そのため、何本打つという決まりはありませんが、平均で30本から50本くらいです。
必ずしも、打つ本数が多ければ効果が高くなるというわけではありませんが、本数のご希望があればお気軽にご相談ください。
鍼に電気を流すの?
鍼に電気を流す施術は『パルス美容鍼』と呼ばれています。
鍼に低周波の電気を流すことで、深層部の筋肉を刺激し、筋肉を引き締めたり、凝り固まっている部分おを緩めることができます。また、筋肉の収縮を促すことで、水分の排出を促しむくみの解消にもなります。
当院では、パルス美容鍼は症状や内出血のしやすさ、施術当日の体調によって使用していくかを判断しております。使用する際には十分に説明を行い、御同意をいただいてから使用していきます。
副作用はないの?
鍼灸の施術に副作用がないことはWHOでも認められています。
ですが、お肌に直接鍼を打つので、まれに出血や内出血がおこることがあります。内出血はだいたい1週間から2週間程で消失し、大きさも1㎝以内くらいのなのでコンシーラーなどで隠すことができます。
また、鍼灸施術後には『好転反応』といって、眠気、だるさ、症状の一時的な悪化などがおこることがあります。これは、症状が良くなるうえので一過性なものなので、ご安心ください。